おならを改善させるヨーグルトの効果

ヨーグルトに含まれる乳酸菌の働きを借りておならを改善しましょう。
ヨーグルトにもいろんな種類があります。

 

乳酸菌やビフィズス菌など、よく聞く言葉ですがどれを選べばいいのか迷ってしまいます。そんな時は、ヨーグルトの特徴から、購入すべき商品を見分けることが出来ます。

 

ヨーグルトとは?
ヨーグルトとは、商品の裏側の成分表に、種類別の名称→「はっ酵乳」と記載されているものです。
原料を乳酸菌で発酵させた、発酵乳の中の種類のひとつですね。

 

原料には主に牛乳や脱脂粉乳があり、それぞれのメーカーが研究している微生物を加えたものがヨーグルトです。

 

これは、食品衛生法「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」にもとづき、乳や無脂乳固形分を含んだ乳を、乳酸菌や酵母で発酵させて、のり状または液状にしたものと定められています。

 

ヨーグルトの基準として、無脂乳固形分が8.0%以上であることや、乳酸菌か酵母の数が1mlあたりに1000万以上、大腸菌群が陰性であることも、定められています。

 

無脂乳固形分とは、牛乳から水分と乳脂肪分を除いたものです。筋肉や骨を作るために必要な成分で、タンパク質・炭水化物・カルシウム・ビタミンを含んでいます。

 

ヨーグルトの栄養は?

 

糖質
エネルギー源となる成分です。牛乳の糖質を乳糖と呼びます。牛乳を飲むと、おなかがゴロゴロする人は、乳糖を分解する力が弱い人です。そのため乳製品全般が苦手な人もいますが、ヨーグルトは乳酸菌が乳糖の一部を分解しているので、ヨーグルトであれば、食べられます。

 

脂質
体を動かすために必要な成分で、ヨーグルトの脂質は消化しやすくなっています。

 

ビタミン
ビタミンB1が疲労回復に、ビタミンB2は肌の健康に効果があります。

 

ミネラル
ミネラルの中のカルシウムが、ヨーグルトには多く含まれています。ヨーグルトには乳酸菌が加わり、乳酸カルシウムに変化して、より体内に吸収されやすくなります。

 

タンパク質
乳酸菌によって、牛乳よりヨーグルトのほうが、タンパク質の消化吸収が、されやすくなっています。

 

またヨーグルトが固まる理由は、牛乳には、ガゼインという成分が含まれているからです。このガゼインは、酸と結びつくと固まる性質をもっています。乳糖を分解して、できた乳酸が、ガゼインを固めるから、ヨーグルトになるのです。

 

乳酸菌とビフィズス菌
乳酸菌とは、糖を分解して乳酸を作りだす微生物のことを指します。またビフィズス菌は、この乳酸菌より乳酸の割合が少ない菌です。しかし酢酸がビフィズス菌には含まれているため、殺菌効果は高くなります。

 

殺菌効果は、悪玉菌をやっつけるために有効です。ストレスなどで、増えがちな悪玉菌をビフィズス菌は抑制します。

 

学術的には、乳酸菌とビフィズス菌は別物ですが、腸内で善玉菌を増やす役目をしています。乳酸菌とビフィズス菌は、いっしょに働く仲間と考えるといいですね。

 

乳酸菌の効果
乳酸菌の効果として、整腸作用と免疫力アップがあります。
ヨーグルトを食べると、おなかの調子を整えます。
乳酸菌やビフィズス菌が、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。

 

また免疫力をあげることで、風邪をひきにくくする・アレルギーに強くなる体を作ります。

 

この乳酸菌やビフィズス菌には、たくさんの種類があります。
整腸作用に効き目がある菌や、免疫力アップに効き目のある菌もあります。お店に並んでいるヨーグルトも、使われている菌によって、効果が違ってきます。メーカーのホームページなどで、商品を紹介しているものを確認してみましょう。

 

そして、乳酸菌が自分に合うかは、食べてみないと分かりません。一定期間食べ続けて、様子をみるしか方法がありません。

 

 

ヨーグルトのタイプ

 

食べるヨーグルト
プレーン
牛乳と乳酸菌を、はっ酵したものに、砂糖や香料を加えてないヨーグルトです。ヨーグルトの特徴の酸味を味わえます。また余分な味がついていないので、料理にもつかえます。

 

ハードタイプ
牛乳に砂糖と寒天などを混ぜて、容器に入れてから発酵させて、固めたヨーグルトです。

 

ソフトタイプ
牛乳を発酵させて、果物などを加えたデザート感覚で食べられるヨーグルトです。

 

飲むヨーグルト
ヨーグルトをかき混ぜて、液体にしたヨーグルトです。砂糖や果汁を加えて飲みやすくしています。

 

フローズンヨーグルト
冷凍して攪拌してから、アイス状にしたヨーグルトです。凍らせていても、乳酸菌は生きています。低カロリーなので、ダイエットのときのおやつにも向いていますね。

 

料理に活躍するヨーグルト
プレーンヨーグルトは、料理をするときに、下ごしらえや隠し味など、さまざまな活用法があります。

 

お肉をヨーグルトで、もみ込み少し時間をおきます。
すると、お肉が柔らかくなり、深い味がでます。インドのタンドリーチキンは、この方法で作ります。

 

普通のホットケーキは、ホットケーキミックスと牛乳と卵で、作ります。それにヨーグルトを加えて焼くと、モチっとしたカフェ風の、パンケーキができます。

 

また、ヨーグルトと塩を混ぜたものに、野菜を漬けて一晩おくだけで、浅漬けが完成します。

 

ヨーグルトを食べるタイミング
ヨーグルトは朝食として食べると言う人が多いです。そのとき食後に食べるようにしてみましょう。乳酸菌は酸に弱い性質をもっています。できるだけ、生きたまま腸まで届くようにするには、食事をとって、酸が薄くなったときが最適だからです。