額の汗を止める方法
額から吹き出る汗が、拭いても、拭いても止まらないという人がいます。
見た目も良くないことから、止め方があれば知りたいですよね。
額など首から上の止まらない汗は、精神的なストレスが関係していることがあります。
いまや誰もが緊張したり、プレッシャーを感じたりしながら生活しています。
しかし強いストレスが続く状況は、体に良くありません。
失敗してはいけない場面で、極度の緊張状態が続くと、知らず知らずのうちに額から汗がダラダラ流れていることがあります。
これは緊張性発汗といい、失敗を恐れるあまりに、自分に暗示をかけてしまった状態ですね。
このストレスは自律神経にも影響してきます。
緊張状態が続くことで、交感神経が刺激されることで、自律神経が乱れてきます。
この交感神経の過剰反応は、アセチルコリンが分泌され大量な汗をかいてしまいます。
もうひとつ精神的なストレスによる汗は、ベタベタした汗をかくことが多いため、自分の汗を確認してみましょう。
この額の汗を止める方法には、自分でできることと、専門家に相談することがあります。
自分でできることには、汗をかいているときに、首の後ろの太い血管を冷す方法があります。
冷却タオルを巻く・冷えたペットボトルを当てることで、カーっとなっている状態の緩和に役立ちます。
またツボを押すことで、どうしても汗を止めたいときに役立ちます。
手をギュッと握ってグーの形にしたときに、小指の横のポコッと飛び出たところが、「後けい」というツボです。
反対側の親指で押さえます。
両脇の真下辺りを圧迫すると、汗を抑える効果があります。
舞妓さんが帯を締めると顔に汗をかかないという話がありますよね。
これと同じ要領です。
ツボ押しには副作用がないので、一度試してみましょう。
顔用制汗剤を使用するという方法もあります。
敏感肌でも使えて化粧の上からも使えるクリームもあります。
通販サイトには、いくつか種類があるので、探してみてくださいね。
しかし自分で判断するのは安心できないと感じている方は、皮膚科に行き、症状を説明して改善の方法を探していきましょう。
皮膚科で内服薬として、アセチルコリンを抑える抗コリン作用のあるプロバンサインを処方されることがあります。
この薬には、のどの渇き・眠気・尿が出にくくなるなどの副作用があります。
どうしても汗を止めたいときに服用するといいですね。
他にも額など顔に汗をかく病気がいくつもあります。
甲状腺機能亢進症・糖尿病・更年期障害・自律神経失調症などがあり、まず何が原因で汗をかくのかを突き止める必要があります。
判断ができないときは、かかりつけ医に相談するのも、ひとつの方法ですよ。