石鹸やボディソープの選び方

あなたがボディソープを選ぶときの基準は、価格であったり、好きな香りであったりと、さまざまです。
しかしそのボディソープは、自分の肌に合っていますか?

 

一般的なボディソープは、アルカリ性のものが多く、洗い上がりはサッパリしますが、皮膚に必要な常在菌まで流してしまいます。
しかも肌には強すぎる成分も含まれていることもあります。

 

そこでこの機会に、ボディソープの成分にこだわって、自分の悩みを解消できるものを、選んでみませんか。

 

体臭に悩んでいる人には、殺菌・抗菌の成分が配合されているボディソープを選ぶことが必要です。
ワキガなど臭い対策するには、かいた汗をそのままにせず、洗って清潔にすることが第一です。

 

汗をかいて時間が経つと、雑菌が繁殖することで、体臭の原因となってしまいます。だから昼間もこまめに汗を拭き取ることで、臭いを軽減することができます。

 

しかし1日の終わりにお風呂に入って、雑菌をキレイに洗い流すことも大切で、そのときに、殺菌・抗菌力のあるボディソープが役立ちます。

 

ボディソープ

 

臭いを気にしている人は、デオドランド剤を使用し過ぎることもあり、皮膚が乾燥してしまいます。肌が乾燥すると、皮脂が足りなくなったと誤った反応を起こし、皮脂を過剰に分泌してしまいます。すると汗を余計にかいてしまい、より臭うことになってしまいます。

 

だからボディソープに、保湿成分も配合されているものを選びたいものです。
しかも肌の乾燥で荒れているときは、天然成分にこだわっていることや、余計なものは入っていないことも大切なので、無添加・無香料などにも注意してみることです。

 

臭い対策に有効な成分

 

ミョウバン
汗対策には、おなじみのミョウバンは、殺菌効果に優れています。

 

ポリフェノール
皮脂の酸化を防ぐ抗酸化力の強い成分なので、消臭力に期待できます。

 

柿渋
抗菌・殺菌・消臭のどれにも効果があり、臭い対策には配合されている成分。

 

肌の悩みは臭いだけではありません。
乾燥肌の人は、肌に優しい弱酸性のボディソープを選ぶことが必要です。
人の肌は元々弱酸性なので、皮膚に負担が少なくなるのですね。

 

そして乾燥には保湿が大切なので、保湿成分の植物性セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンを配合したものも選ぶときの参考にしてください。

 

敏感肌の人も、肌に優しいアミノ酸系のボディソープを選ぶことで、刺激に弱い敏感肌の保湿に努めてくれます。成分から説明すると、グリチルリチン酸は肌荒れにも効果のある成分で、それに加えてセラミドなどは、刺激が少なく保湿に優れています。

 

アトピー肌の人は、肌が炎症を起こして、皮膚のバリア機能が低下している状態なので、洗浄力の強いボディソープでは皮脂を取り過ぎてしまいます。
そんなときはボディソープではなく無添加の固形石鹸を使うことが、肌に優しいのでおすすめです。

 

ボディソープではダメということではなく、固形石鹸に無添加のものが多いというだけなので、自分に合うものがあれば、それを使うといいですよ。

 

いくら良いボディソープを購入しても、ちゃんとした使い方をしていないと、効果も半減してしまいます。購入されたボディソープには、使い方が説明されているので、それを守って洗うことが大切ですね。

 

ボディソープの使い方で大切なことは、しっかり泡立てることです。
泡で肌を洗うことで、汚れや皮脂はしっかり取り、必要な潤い分は残すことができます。
泡立てるときは、ネットを使用してモコモコ泡を作りましょう。

 

そして洗った後は、しっかり流しましょう。
石鹸成分が肌に残っていると、それが雑菌の栄養となり、臭いの元を作ってしまうことになってしまうのです。最後までキチンと洗い流すことで、ボディソープの効果がしっかり得られますよ。

 

ワキガなど臭い対策でボディソープを使って体を清潔にすることで、雑菌が繁殖しないようにすることなどが期待できます。
しかしまた汗は出てしまうので、そんなときの対処法として薬用クリームを塗る方法があります。臭いの元に直接クリームを塗って消臭効果をより持続できます。

 

そして、いつも何気なくしている生活習慣の見直しをすることも、臭い対策になることがあります。

 

肉など脂質の多いものや、チーズなど動物性たんぱく質ばかり食べるといった偏った食事をしていると、皮脂の分泌が増えます。これが酸化することで、体臭へと変わってしまいます。

 

またお肉や乳製品はタンパク質です。分解する途中で便秘などの要因からアンモニアを発生すると、血液中に流れてしまい、汗に混ざり体臭や口臭となってしまいます。

 

野菜や果物なども一緒に摂ってバランスの良い食事を心掛けるだけでも、腸内環境が良くなるなど、体臭の軽減につながることがありますよ。

 

ストレスを感じていたり、夜更かしをして睡眠不足になったりしていませんか?

 

そんな時は内臓の動きが弱くなっているため、新陳代謝も悪くなっています。すると肌の生まれ変わりも遅くなってしまうから、老廃物が溜まってきます。出ていく場所がないことから、血液中に流れ出してしまい、やがて毛穴から臭いが発生するのです。

運動不足の人の汗は臭います。
それは筋肉が弱まってしまって、少しの動きだけで、疲労物質である乳酸が作られてしまいます。乳酸はアンモニアの臭いがするので、汗にその臭いが混ざってしまい、体臭となるのです。

 

それは運動をすることで、改善が期待できるので、ウォーキングやスロージョギングなどの有酸素運動を継続することです。