加齢臭とは?

加齢臭を気にする女性

 

加齢臭とは、年を重ねて「加齢」することが原因で発生する「臭い」です。

 

加齢臭はバルミトオレイン酸が分解されて、「ノネナール」と言う不飽和アルデヒドになり、その物質が嫌な臭いを発するという事が分かっています。

 

これは化学的に証明された事実で、日用品生産販売会社(某有名企業)の研究成果です。

 

そして、その臭いは古本のような臭い、青臭い臭い、チーズの様な臭いです。

 

臭いは原因物質があり、それが気化(気体になること)や微粒子となり空気中を漂って鼻に入り込み、嗅覚で感じるものです。

 

従ってこの3条件を断ち切れば「臭い」はしなくなります。

 

臭い物質が無ければ臭いはしません。

 

臭い物質は「酸化」や「分解」と言う化学変化で生れてきます。

 

身近な話をしますと、豆腐や卵が腐ると、ものすごい嫌な臭いがします。

 

豆腐も卵ももとは良い臭がしますよね。

 

それが酸化(腐る)と全く違った物質になり、嫌なにおいを発生させます。

 

臭い物質が有っても気化、または微粒子化しなければ、臭いません。臭いは冬場よりも夏場になるとより一層感じますよね。

 

例えば夏の暑い日、人ごみの中を歩くと「体臭」があちこちから漂ってくるでしょう。

 

汗臭い男性、おじいちゃんの加齢臭、若い女性の化粧の臭い。

 

これは臭い物質が温められて「気化」しやすくなるためです。

 

臭い物質を冷やすと臭いはしなくなりますよね。

 

どのような「物」でも新品の時は「いやなにおい」はしません。古くなると臭いがします。

 

食品もしかり、本もそうです。これは空気中の酸素と結び付いて(酸化という)元々あった物質と全く違う別の物質に変化する為です。

 

その変化した物質が臭い物質であり「臭い」ます。

 

残念ながら人間も古くなる(加齢する)と臭いやすくなります。

 

それは空気中の酸素と汗や皮脂腺から分泌される物質が結びついたり、常在菌で分解されたりして「臭い物質、ノネナール」に変化する為です。

 

加齢すると体内から分泌される臭い物質が増え、酸化や分解もされ易くなります。