疲労による体臭

人に言うことはできなくても、心ひそかに自分の体臭が気になっている女性は実はとても多いものです。
ふとしたときに自分で自分のにおいが気になったり、あるいは人から自分のにおいが臭いという何気ない反応をされたことから気になり始めます。

 

きっかけは様々ですが、一度気になり始めたら悩みは深くなる一方なのが、においの悩みの深刻さです。家族などとても近い間柄であっても、相手のにおいのことは指摘しにくいものであり、においを発していても自分で気が付いて気を付けるほかありません。それでいて、においが強くなればなるほど確実に人に不快感を与えてしまいます。

 

疲労によって様々な体臭もきつくなりがちであるという事実があります。

 

人には誰でも生理的口臭といわれる程度の口臭があり、そのにおいの程度も日常生活に支障をきたさない程度のものなのですが、疲労によって生理的口臭が強くなってしまうのです。

 

人間の口内に自然と分泌される唾液が口臭を和らげる役目をはたしていますが、疲労でストレスがたまると唾液が分泌されにくくなり、結果として口臭がきつくなってしまうからです。

 

疲労を自覚しているときには、意識して口内を潤すように心がけたり、口呼吸を避けるようにするべきでしょう。

 

さらに、汗のにおい、特に脇の下の汗のにおいを気にしている女性も多いと思いますが、このにおいも疲労によってキツくなりがちです。

 

アポクリン汗腺とよばれる汗腺から出る汗は、疲れたり緊張したなど身体がストレスを感じたときに強く分泌されます。

 

この汗は暑いときに体温調節のためにかく通常の汗とは成分が違い、通常の汗よりにおいが強烈なので、季節を問わず注意が必要です。

 

汗をかきたくないと思えば思うほど、その精神的ストレスから余計にかきやすくなってしまう点も厄介です。

 

対策としては通常の汗のにおい対策同様に、腋毛を脱毛する、汗をかいたらこまめに拭き取るなどして、脇の下を清潔にすることが第一です。