スキンケア化粧品の選び方

スキンケア化粧品、ああ、なんて聞き慣れた言葉、特に女性なら、使った事のない方は、殆どないのではないでしょうか。
でも、この間ふと思ったんですよね、スキンケア化粧品と基礎化粧品って、一体どこがどう違うのかなぁってね。
口紅やマスカラ、チーク、そしてファンデーションなどはメイキャップ化粧品、これはメイクアップコスメという意味で、実に明確です。
一方、化粧水や乳液、美容液、洗顔料などは基礎化粧品に分類される訳ですが、これらはスキンケア化粧品でもあります。
ようするに、メイキャップ化粧品は見栄えを良くするために使うアイテム。
そして、スキンケア化粧品は、肌を守るために使うコスメです。
と、ここまではその言葉のごとくという感じなのですが、ではでは、基礎化粧品は?となると、やっぱり肌をケアするコスメという事になります。
実際、百科事典などで調べてみても、その違いは明らかにはされておらず、結局のところ、基本的には基礎化粧品とスキンケア化粧品は同類だと考えてもよさそうですね。
ただ、メイキャップ化粧品とは違って、基礎化粧品は何かと規定が煩いようです。
つまり、スキンケア化粧品は、かなり奥が深いという事ですよ。

 

スキンケア化粧品は、その名のごとく、肌をケアする化粧品です。
けれど、スキンケア化粧品には、いろいろと規定があって、誰でもが何でもかんでも製造販売出来る訳ではなさそうです。
例えば、シミや肌荒れ、あるいはお肌の乾燥を防ぐとか改善するというような効果効能を謳う物は医薬部外品となり、化粧品には分類されません。
とにかく、スキンケア化粧品の効能効果は、今から50年近くも前に当時の厚生省から通知された規定の範囲にとどめなければならないのです。
特に「美白」という表記などは、その代表格で、基礎化粧品ではなく、薬用化粧品に分類されるんですね。
そこで、同じような効果効能を持つものでも、あえて「美白」という表記をせず、スキンケア化粧品として販売している製品も多いようですよ。
そう言えば、今は益々その規定が煩くなって、「ホワイトニング」もNGだとか・・・。
こういう話を聞くと、なんだか純粋なスキンケア化粧品が殆どないような気がするのは私だけでしょうか。
実際、肌の乾燥を防ぐとか、シミやシワが改善されるような基礎化粧品は魅力的ですし、どこのメーカーさんでも売れ筋となっていますよね。
でも、厳密に言えば、それらの多くはスキンケア化粧品ではなく、医薬部外品コスメなのです。

 

スキンケア化粧品でありながら、医薬部外品扱いになるコスメが急増している昨今。
アンチエイジングなどと言って、スキンケア化粧品に拘りを持っている人ほど、実は実はスキンケアコスメを使ってなかったりなんかするんですよね。
まあもっとも、そこまで深く考えて基礎化粧品を購入している人がどれだけいるかというところなんでしょうけどね。
という事で、スキンケア化粧品と医薬部外品にとことん拘りたいという方は、じっくり勉強してみられる事が大事でしょう。
まあ今は、コスメ関連のブログやサイトを読めば、面白いほどいろいろな事が判明します。
恐らくスキンケア化粧品の様々な不思議も判る事でしょうから、たまにはそういう時間を作ってみるのもいいかも知れませんね。